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ライティング研修を通してUXデザインの本質を学んだ話

セブンデックスでプロジェクトマネージャーとして、10月から新卒としてジョインしました。入社から2ヶ月は研修として、SEVEN DEX POSTでライターをしながら現場の実践を吸収。ひたすらインプットしました。

2ヶ月間記事を書くことを通じて学んだことはたくさんありますが、中でも大きなテーマは、

「知ってることと、できることは違う」

ということだと思います。UX/UIデザインカンパ二ーであるセブンデックスで、ライティングを通じてUXデザインを学んだことを経験をもとに書かせて頂きたいと思います。

ライティングとUXデザインを分けてしまっていた

UXとはユーザーエクスペリエンスの略称で、UXデザインとはユーザーが求めるものを汲み取って、適切な体験を設計することです。

研修の内容がなぜ記事を書くことであったかというと、ライティングをすることは「読むという体験を設計する」ことであり、UXデザインそのものであるからです。

(弊社メンバーの記事でも詳しく書かれています)

その意図を理解したうえで、僕はライティングに取りかかりました。しかし、最初の1ヶ月、気が付けば自分が関心があること、自分が書きやすい記事をがむしゃらに書いてしまっていたのです。

ただ良い記事を書いても意味がない。読まれる記事を書くために

きっかけ

ユーザー目線になる必要があると気づいたきっかけは、1ヶ月経って一度落ち着いて周りを見たとき。最初は記事を書くことに全力で目の前のことしか見えていませんでしたが、自分の書いた記事のテーマがあまりにマイナーなテーマを選んでしまっていることに気づきました。

そして、記事がどれくらい読まれているかのデータを見た時に、自分の記事が読まれていないことを知ったことも知ったのです。
記事はただ書くだけのものではないと改めて知ることができたのですが、「せっかく書くのであれば読まれる記事を書きたい」と思い、SEOに関心が向くようになりました。

アクション

そこで、改めて、このメディアは何のために運営していて、ターゲットは誰なのか、という大前提を深く理解しておく必要があると思い、上司の方に聞きました。そうすると、今までの「自由に書いていい」という認識から、目的のために「これを書く必要がある」という風に認識が変わりました。

ターゲットペルソナやカスタマージャーニーマップを意識しました。

こうした大きな戦略を理解したうえで、実際一つのテーマで記事を書くときには、そのテーマについてユーザーは「どんなことをどれくらい知りたいのか」というニーズを知るために、今よく読まれている記事を読んで分析するようにしました。

そうすると、よく読まれている記事は事例やイラストがうまく使われていて、「本のような読み物としての記事」というよりは「飽きずに楽しく読むという体験ができる記事」となっていることにも気が付きました。
なので、記事の文章を書き上げてからは、イラストを入れる箇所を考えたり、パソコンで見た時とスマートフォンで見た時との違いを確認したり、ユーザーが楽しく読み続けられるような工夫をするようになりました。

学び

今回学びとしては大きく2つありました。

1つ目は、目的に対して正しい手段を取ることが重要だということ。今回でいうと主観的ではなく、客観的に考えて最初から進めることができたと思います。主観的にならずに、客観的に考え続けることは難しいですが、エネルギーは正しい方向に使わないと無駄になってしまうということを学びました。

2つ目はユーザー目線でものを考え続けることが難しいからこそ、世の中にはニーズから外れたモノが売られることが多かったり、逆にユーザーのためを思って作られたものが売れるのだということ。UXデザインの重要性を実感できたと思います。

終わりに

UXデザインを学ぶための研修として2ヶ月ライティングに取り組みました。やってみた感想として、ライティングを通じてUXデザインの大切さや難しさを実感することできたと思います。

ライティングは戦略から調査、実際の執筆まで全て自分一人で考えることもできるものなのであり、ライターに興味のある方は、ぜひ挑戦して見てください!僕は今回、学んだことを活かして、今後取り組んでいこうと思います。