新規事業を立ち上げるにあたり、「社内に新規事業の経験者がいない」「アイデアはあるものの、事業として成立するのかわからない」「戦略は決まったが、実行まで進められる人材が不足している」と悩む企業は少なくありません。
こうしたときに選択肢となるのが、新規事業コンサル会社への依頼です。
ただし、一口に新規事業コンサルといっても、事業戦略や市場調査を得意とする会社もあれば、顧客調査やUX/UI、PoC、システム開発、マーケティング、組織づくりまで支援する会社もあります。
そのため、知名度だけで選ぶのではなく、「自社がいまどのフェーズにいるのか」「何を支援してほしいのか」から逆算して会社を比較することが大切です。
本記事では、新規事業支援に強いコンサル会社13社を、得意領域や支援フェーズ、支援スタイルなどから比較します。新規事業コンサルの費用相場や選び方についても解説するので、自社に合う支援会社を探している方は参考にしてください。
新規事業コンサル会社13社を比較
まずは、今回紹介する13社の特徴を比較します。
新規事業コンサル会社を比較する際は、「新規事業を支援しているか」だけを見るのではなく、どのフェーズに強いのか、どこまで実行を支援してくれるのかを見ることがポイントです。
事業テーマ・事業戦略から検討したい
まだ具体的な事業アイデアが決まっていない場合や、中長期の経営戦略と新規事業を結びつけたい場合は、市場分析や事業構想、戦略策定に強いコンサル会社が向いています。
| 会社名 | 得意領域 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|
| ドリームインキュベータ | 事業構想・ビジネスプロデュース | 大規模な事業構想や産業横断型事業を検討したい |
| タナベコンサルティング | 戦略・事業計画・組織支援 | 経営戦略と新規事業を接続したい |
| 電通コンサルティング | 戦略・事業開発・PMO | 部門横断で新規事業を推進したい |
顧客理解・事業アイデアの検証から進めたい
すでに事業アイデアはあるものの、「本当に顧客ニーズがあるのかわからない」という場合は、UXリサーチや顧客調査、サービス設計に強い会社がおすすめです。
| 会社名 | 得意領域 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|
| セブンデックス | 戦略・UX/UI・マーケティング | 顧客視点で事業を設計し、実行まで進めたい |
| 株式会社Goodpatch | UX/UI・プロダクトデザイン | ユーザー視点で新規事業・サービスを設計したい方 |
| ニジボックス | UXデザイン・開発・運用 | UXリサーチから開発・改善まで進めたい |
PoC・MVP・プロダクト開発まで進めたい
事業コンセプトがある程度決まっており、「実際に形にして市場で検証したい」という場合は、プロダクト開発やテクノロジーまで対応できる会社が候補です。
| 会社名 | 得意領域 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|
| Relic | 事業開発・プロダクト開発・グロース | 戦略から開発まで一貫して依頼したい |
| Sun* | ビジネス・テクノロジー・デザイン | コンサルとシステム開発をまとめて依頼したい |
| ARCHECO | UX/UI・AI・MVP開発 | AIやデジタル技術を活用した事業を立ち上げたい |
事業の実行・立ち上げ後の成長まで支援してほしい
戦略や事業アイデアは決まっているものの、社内の人材不足などによって実行できていない場合は、ハンズオン型の支援や営業・マーケティングまで対応する会社が向いています。
| 会社名 | 得意領域 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|
| リブ・コンサルティング | 事業戦略・営業・組織 | 事業立ち上げ後の収益化まで支援してほしい |
| Pro-D-use | ハンズオン型の事業推進 | 社内の実行人材を補完したい |
新規事業を生み出す組織・仕組みをつくりたい
単発の新規事業だけでなく、社内から継続的に新しい事業が生まれる状態をつくりたい場合は、人材育成や新規事業制度、オープンイノベーションに強い会社が適しています。
| 会社名 | 得意領域 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|
| AlphaDrive | 制度設計・人材育成・事業伴走 | 社内新規事業を継続的に創出したい |
| デロイト トーマツ ベンチャーサポート | オープンイノベーション | スタートアップとの連携を進めたい |
新規事業に強いおすすめのコンサル会社13選
ここからは、新規事業支援に対応する13社について、それぞれの特徴を紹介します。
会社によって得意領域は異なるため、「どこが有名か」ではなく、「自社が必要としている支援を受けられるか」という視点で比較してみてください。
株式会社セブンデックス

株式会社セブンデックスは、事業戦略、UX/UIデザイン、ブランディング、マーケティングなどを横断して支援する会社です。
新規事業開発では、市場調査・競合調査・自社分析から戦略を設計し、ユーザーインタビューや実地調査を通じて顧客理解を深めます。そのうえで、サービス設計やUX/UI、プロダクト開発、リリース後のマーケティングまでを一連のプロセスとして支援しています。
特徴は、戦略を資料としてまとめて終わるのではなく、「実際に顧客が触れる体験」までつなげて考えることです。
新規事業では、事業計画上は成立していても、顧客から見た価値が曖昧なままプロダクト開発へ進んでしまうことがあります。
セブンデックスではビジネスとデザイン双方の視点から、市場・顧客・自社を整理しながら、提供価値を具体的なサービスへ落とし込みます。
セブンデックスの新規事業開発について詳しくはこちらをご覧ください。
こんな企業におすすめ
- 事業アイデアを顧客視点で検証したい
- 戦略とUX/UIを分断せず進めたい
- PoCやプロトタイプまで具体化したい
- リリース後のマーケティングまで相談したい
| コーポレートサイト | https://sevendex.com/ |
| 実績 | ・三井不動産株式会社 ・日本特殊陶業 ・株式会社FUNPANY ・株式会社Wizleap ・株式会社Slayers ・大和ハウス工業株式会社 一覧 |
| 問い合わせページ | https://sevendex.com/contact |
| 採用ページ | https://sevendex.com/recruit |
株式会社ドリームインキュベータ

株式会社ドリームインキュベータは、戦略コンサルティングに加えて「ビジネスプロデュース」を掲げ、企業の事業創造や産業そのものの変革を支援する会社です。
公式サイトでは、全社戦略・事業戦略、新規事業戦略・実行伴走、AI・テクノロジー活用、CVC改革・スタートアップ共創など幅広いテーマを展開しています。
新規事業のテーマ探索から事業構想、ビジネスモデルの策定だけでなく、アライアンスや投資なども含め、大きな視点から事業を構築したい企業と相性がよいでしょう。
特に、単一サービスを立ち上げるというよりも、既存産業の構造や社会課題を踏まえて、新しい市場そのものをつくるようなテーマを検討している場合に候補となります。
こんな企業におすすめ
- 大規模な新規事業を構想している
- 新規事業を中長期の経営戦略と接続したい
- 他社とのアライアンスや産業横断の事業を検討している
- 上流の事業戦略から相談したい
株式会社タナベコンサルティング

株式会社タナベコンサルティングは、経営戦略や組織、人材、事業戦略など、企業経営に関する幅広いコンサルティングを提供しています。
新規事業だけを独立したプロジェクトとして扱うのではなく、中長期の経営方針や事業ポートフォリオ、組織体制などを含めて検討しやすい点が特徴です。現行記事では、新規事業における事業構想、ビジネスモデル構築、事業性評価、推進体制などを支援する会社として整理されています。
新規事業の立ち上げだけでなく、既存事業とのバランスや経営資源の配分まで含めて考えたい企業に向いています。
こんな企業におすすめ
- 新規事業を経営戦略の一部として整理したい
- 事業計画だけでなく組織・人材も見直したい
- 中長期的な事業ポートフォリオを検討している
- 経営課題全般をまとめて相談したい
| コーポレートサイト | https://www.tanabeconsulting.co.jp/ |
| 実績 | 実績ページ |
| 問い合わせページ | https://www.tanabeconsulting.co.jp/contact/ |
株式会社電通コンサルティング

株式会社電通コンサルティングは、戦略立案だけでなく、事業開発や実行推進まで支援するコンサルティング会社です。
新規事業では、事業機会の探索やコンセプト設計、検証、ロードマップ策定、推進体制づくりなどを支援しています。
特に、新規事業では複数部門をまたいで意思決定を進める必要があり、「良い事業案はあるものの、社内調整が進まず止まってしまう」というケースもあります。
そうした中で、プロジェクト全体の設計やPMOまで含めて推進してほしい企業に適しています。
こんな企業におすすめ
- 複数部門が関わる大規模プロジェクトを進めたい
- 戦略だけでなくプロジェクト推進も支援してほしい
- 社内の合意形成に課題がある
- 事業立ち上げまでのロードマップを整理したい
株式会社AlphaDrive

株式会社AlphaDriveは、企業内で新規事業を継続的に生み出すための伴走支援を得意とする会社です。
個別の事業開発だけでなく、新規事業制度、人材育成、メンタリング、オープンイノベーション、技術起点の事業開発など、組織側の仕組みづくりまで幅広く対応しています。
公開されているメンバー情報からも、企業内新規事業の立ち上げや事業アクセラレーション、R&D起点の事業開発など、さまざまな経験を持つ人材が確認できます。
「今回の新規事業だけ成功すればよい」のではなく、社内に新規事業を生み出す文化や人材を残したい企業と相性がよいでしょう。
こんな企業におすすめ
- 社内新規事業制度をつくりたい
- 新規事業担当者を育成したい
- 社内ビジネスコンテストを運営したい
- 新規事業を継続的に創出できる組織をつくりたい
| コーポレートサイト | https://alphadrive.co.jp/ |
| 実績 | 実績ページ |
| 問い合わせページ | https://alphadrive.co.jp/contact/ |
株式会社Relic

株式会社Relicは、新規事業開発やオープンイノベーションに特化した事業会社です。
事業戦略の立案から、社内ベンチャー制度の設計、事業性検証、プロトタイプ・プロダクト開発、事業成長まで対応しています。
ビジネス、テクノロジー、クリエイティブを組み合わせ、0→1の事業創出だけでなく、1→10、10→100の成長フェーズまで支援している点が特徴です。
コンサルティング会社と開発会社を分けず、事業構想からプロダクト開発、グロースまで一貫して依頼したい企業の候補になります。
こんな企業におすすめ
- 新規事業の構想から開発までまとめて依頼したい
- Webサービスやアプリを立ち上げたい
- PoC・MVPをスピーディーに進めたい
- リリース後のグロースまで支援してほしい
| コーポレートサイト | https://relic.co.jp/ |
| 実績 | 実績ページ |
| 問い合わせページ | https://relic.co.jp/contact/ |
デロイトトーマツ ベンチャーサポート株式会社

デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社は、新規事業創出、オープンイノベーション、実行推進(PMO)の3つを軸としています。
新規事業に関しては、事業テーマの探索やアイデア創出から、事業性検証(PoC)の設計・推進、社内外のパートナー連携、立ち上げに向けた推進体制づくりまで幅広く対応します。
さらに、新規事業を継続的に生み出すための制度・仕組みづくりや、事業開発人材の育成支援なども行っています。
こんな企業におすすめ
- PoCから事業化まで支援してほしい
- スタートアップと新規事業を立ち上げたい
- オープンイノベーションを進めたい
- 社外の技術・サービスを活用したい
| コーポレートサイト | https://www.deloitte.com/jp/ja/about/group/deloitte-tohmatsu-venture-support.html |
| 実績 | 実績ページ |
| 問い合わせページ | https://www.deloitte.com/jp/ja/contact/contact-us.html?icid=top_contact-us |
株式会社リブ・コンサルティング

株式会社リブ・コンサルティングは、経営・事業戦略だけでなく、営業、マーケティング、組織などの実行領域まで支援するコンサルティング会社です。
新規事業では、事業コンセプトや事業計画をつくるだけでは成果につながりません。
サービスを市場へ投入したあと、顧客を獲得し、売上をつくり、継続的に改善するところまで進める必要があります。
現行記事では、事業計画やKPI設計から、マーケティング・営業を含む立ち上げ、組織・人材支援まで対応する会社として紹介されています。
こんな企業におすすめ
- 新規事業の収益化に課題がある
- 営業・マーケティングまで支援してほしい
- 事業立ち上げ後の成長まで伴走してほしい
- 事業推進組織も整えたい
| コーポレートサイト | https://www.libcon.co.jp/ |
| 実績 | 実績ページ |
| 問い合わせページ | https://www.libcon.co.jp/contact/ |
株式会社Pro-D-use

株式会社Pro-D-useは、中小・中堅・ベンチャー企業を中心に経営コンサルティングを提供する会社です。
公式サイトでは複数のコンサルタントが新規事業を専門領域として掲げており、現行記事でも、事業アイデアの整理や仮説検証、事業計画、KPI設計、推進体制づくりまで支援する会社として紹介されています。
特徴は、外からアドバイスするだけではなく、経営・事業推進へ深く関与する支援スタイルです。
「戦略はあるが、社内に実際に動かす人がいない」という企業にとって候補となるでしょう。
こんな企業におすすめ
- 新規事業を実際に進める人材が不足している
- アドバイスよりも伴走を重視している
- 経営層と近い距離で事業を進めたい
- 中小・中堅企業で新規事業に取り組みたい
| コーポレートサイト | https://pro-d-use.jp/ |
| 実績 | 実績ページ |
| 問い合わせページ | https://pro-d-use.jp/contact/ |
株式会社Goodpatch

株式会社Goodpatchは、UI/UXデザインやプロダクト開発を強みとするデザイン会社です。
新規事業では、「何をつくるか」だけではなく、「顧客がなぜ使うのか」「どのような体験なら価値を感じてもらえるのか」を考える必要があります。
Goodpatchでは事業開発や新規事業、UXデザイン、プロダクトグロースなどに関する取り組みを展開しており、ユーザー視点でサービスを設計したい場合の候補になります。
こんな企業におすすめ
- UX/UIを重視したプロダクトをつくりたい
- 顧客視点で新規サービスを設計したい
- プロダクトの体験価値を高めたい
- デザイン組織の内製化にも取り組みたい
| コーポレートサイト | https://goodpatch.com/ |
| 実績 | ・株式会社出前館 ・株式会社ワンキャリア ・サントリー食品インターナショナル |
| 問い合わせページ | https://goodpatch.com/contact |
株式会社Sun Asterisk

株式会社Sun Asteriskは、ビジネス、テクノロジー、クリエイティブを組み合わせてデジタルプロダクト開発を支援する会社です。
新規事業のアイデアや事業設計から、UX/UI、システム開発、プロダクト改善まで相談できる点が特徴です。現行記事でも、コンサルティングとシステム開発の双方を提供する会社として紹介されています。
エンジニアリングが必要な新規事業では、事業戦略と技術的な実現可能性を並行して考える必要があります。
デジタルプロダクトを前提とした新規事業を検討している企業に向いているでしょう。
こんな企業におすすめ
- Webサービスやアプリを立ち上げたい
- MVPを開発して市場検証したい
- コンサルと開発をまとめて依頼したい
- エンジニアリングを含めて事業を検討したい
| コーポレートサイト | https://sun-asterisk.com/ |
| 実績 | 実績ページ |
| 問い合わせページ | https://sun-asterisk.com/contact/ |
株式会社ニジボックス

株式会社ニジボックスは、企業やサービスの成長に向き合い続けるリクルートグループのUIUXデザイン会社です。デザイン思考や顧客開発モデルの考え方に基づき、新規事業開発から既存サービスやプロダクトのグロースまで行っています。
UIUXデザイン、開発、実際の運用・改善など幅広いフェーズを支援することができます。各フェーズに専門スタッフがおり、人間中心設計に則った支援を行ってくれます。
こんな企業におすすめ
- UXリサーチから始めたい
- 顧客ニーズをプロダクトへ反映したい
- UIUXデザインと開発をまとめて相談したい
- リリース後も継続的に改善したい
| コーポレートサイト | https://www.nijibox.jp/ |
| 実績 | ・パナソニック コネクト株式会社 ・富士通株式会社 ・株式会社千葉銀行 |
| 問い合わせページ | https://www.nijibox.jp/contacts/contact-form1 |
株式会社ARCHECO

株式会社ARCHECOは、新規事業の立ち上げやUX/UI、生成AI導入・AIエージェント開発などを手がける会社です。
現行記事では、ビジネス戦略からサービス・プロダクトのUIUX、仕様設計、プロモーションまで幅広く支援する会社として紹介されています。
特にデジタル技術を活用した新規サービスや、AIを取り入れたプロダクトの立ち上げを検討している場合に候補となるでしょう。
こんな企業におすすめ
- AIを活用した新規事業を検討している
- UX/UIと開発をまとめて相談したい
- MVPをつくりながら事業を検証したい
- 新しいデジタルサービスを立ち上げたい
| コーポレートサイト | https://archeco.co.jp/ |
| 実績 | ・富士通株式会社 ・株式会社Agoop ・株式会社Flat |
| 問い合わせページ | https://archeco.co.jp/contacts |
新規事業コンサル会社は「フェーズ」と「支援範囲」で選ぶ
新規事業コンサル会社を選ぶ際は、最初に自社の課題と現在地を整理しましょう。
同じ「新規事業の支援」でも、アイデアが決まっていない企業と、すでにプロダクト開発を進めている企業では、必要な支援が異なります。
事業テーマや参入市場を決めたい
新規事業のテーマや参入市場が定まっていない場合は、事業構想や戦略策定に強いコンサル会社が適しています。
主な支援内容は、次のとおりです。
- 市場規模や成長性の調査
- 競合企業や代替サービスの分析
- 自社の技術・顧客基盤・ブランドなどの資産整理
- 事業機会の探索
- 新規事業テーマの選定
- 事業ポートフォリオの設計
経営戦略との整合性や、事業へ投資する妥当性を整理したい企業にも向いています。
顧客ニーズや事業アイデアを検証したい
事業アイデアはあるものの、本当に顧客から求められているか分からない場合は、UXリサーチや仮説検証に強い会社が適しています。
ユーザーインタビューやアンケート、プロトタイプを用いて、顧客が抱える課題やサービスへの反応を検証します。
検証を通じて、次のような判断がしやすくなります。
- 想定する顧客に本当に課題があるか
- 提供するサービスで課題を解決できるか
- 顧客が対価を支払う可能性があるか
- どの機能や価値を優先すべきか
- 事業を継続するか、方向転換するか
調査レポートを作るだけでなく、検証結果を事業戦略やプロダクトへ反映できる会社を選ぶことがポイントです。
事業計画から実行まで伴走して欲しい
戦略や事業計画はあるものの、社内の人材やノウハウが不足している場合は、ハンズオン型・伴走型のコンサル会社が向いています。
ハンズオン型の支援では、外部のコンサルタントがプロジェクトチームへ入り、社内メンバーとともに業務を進めます。
具体的には、次のような支援を受けられます。
- 事業計画やKPIの策定
- プロジェクト管理
- 社内関係者との合意形成
- PoCの企画・実行
- 営業活動やマーケティング施策
- 外部パートナーの選定
- プロジェクト体制の構築
アドバイスだけでなく、どこまで実務を担当してもらえるかを契約前に確認しましょう。
プロダクトやサービスを開発したい
Webサービスやアプリなど、デジタルプロダクトの開発が必要な場合は、UX/UIデザインやシステム開発まで対応できる会社が適しています。
主な支援内容には、次のものがあります。
- 顧客体験の設計
- サービス要件の整理
- プロトタイプの制作
- MVPの設計・開発
- ユーザビリティテスト
- UIデザイン
- システム開発
- リリース後の改善
事業戦略を策定する会社と、プロダクトを開発する会社が分かれていると、認識のずれや手戻りが発生することがあります。戦略から開発まで依頼する場合は、各工程を一貫して支援できる体制があるか確認しましょう。
新規事業が継続的に生まれる組織をつくりたい
ひとつの事業を立ち上げるだけでなく、新規事業を継続的に創出する仕組みをつくりたい場合は、組織開発や人材育成に強い会社が適しています。
具体的には、次のような支援があります。
- 新規事業制度の設計
- 社内ビジネスコンテストの企画・運営
- 審査基準やステージゲートの策定
- 新規事業担当者の研修
- メンタリング
- イノベーション人材の発掘・育成
- 社内文化の醸成
制度を設けるだけでは、新規事業が継続的に生まれるとは限りません。制度設計後の運用や、事業案の伴走支援まで対応しているかも確認する必要があります。
新規事業コンサルの費用相場
新規事業コンサルティングの費用は、プロジェクトの内容や支援範囲、期間、依頼先のタイプによって大きく異なります。一般的には、以下のような要素が金額に影響します。
- どのフェーズ(構想・戦略策定・実行支援など)を依頼するか
- どこまでのアウトプット(資料作成、PoC支援、営業支援など)を期待するか
- 伴走型か、アドバイザリーのような軽い関与か
- 担当するコンサルタントの人数やスキルレベル
たとえば、初期のアイデア創出やリサーチ支援だけであれば、30万〜150万円程度で依頼できるケースが多いです。
一方で、戦略策定から立ち上げまでのフル伴走支援となると、数百万円〜1,000万円超におよぶこともあります。
また、大手コンサルティングファーム(例:アクセンチュア、BCG)と、中小の専門系コンサル、フリーランスでは、同じ支援範囲でも価格差が出る傾向があります。
費用感の目安としては、以下のようなレンジを想定しておくとよいでしょう
| フェーズ | 主な支援内容 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 構想・リサーチ | 市場調査、アイデア整理 | 30〜150万円 |
| 戦略策定 | 事業計画、ビジネスモデル、KPI設計 | 100〜300万円 |
| 実行支援・PoC推進 | プロジェクト管理、施策実行サポート | 月200〜500万円 |
| フル伴走(構想〜立ち上げ) | 一気通貫の全体推進 | 500〜2,000万円以上 |
「安ければ良い」というわけではなく、“費用対効果”=得られる成果とのバランスを重視して判断することが重要です。
特に、具体的なアウトプットがあるかどうか、社内との連携体制が築けるかは、費用の妥当性を判断するうえでの大きなポイントになります。
新規事業コンサルティングの流れと進め方
新規事業コンサルティングを導入する際、多くの企業が「何から始めるべきか」「どう進めれば成果に繋がるか」に悩みます。
新規事業は不確実性が高く、正解がひとつではないからこそ、進め方をあらかじめ理解しておくことが成功の鍵となります。
ここでは、一般的な進行ステップと、実行段階での注意点をセットでご紹介します。
ステップ1|ヒアリング・課題整理
まずは、コンサルタントが経営者や担当部署からヒアリングを行い、現状の課題や目的、リソースの確認を行います。
- 自社がなぜ新規事業を始めるのか(背景と狙い)
- どこまで構想があるか(アイデア段階か、PoC直前か)
- 社内体制はどの程度整っているか
この段階での課題の整理精度が、後の成果に直結するため、できるだけオープンに情報を共有することが重要です。
ステップ2|市場調査・仮説構築
次に、コンサルタントが市場リサーチ・競合分析・顧客ヒアリングを通じて、事業機会を可視化します。
同時に、ビジネスモデルや顧客課題の仮説構築を行い、チーム内で共有します。
この段階では、「どの市場を狙うか」「誰のどんな課題を解決するのか」を具体化することが目的です。
ステップ3|戦略設計・事業計画の策定
リサーチと仮説に基づき、以下のような戦略を設計していきます:
- ターゲット市場と顧客像の定義
- 提供価値と差別化ポイント
- マネタイズモデルとKPI設計
- 体制・予算・スケジュールを含む事業計画
この工程で社内の意思決定者に納得感を持ってもらえる資料やストーリーを準備しておくと、後の承認プロセスがスムーズになります。
ステップ4|PoC(概念実証)・実行支援
計画に対する実行フェーズでは、プロトタイプの構築やパートナー開拓、営業施策の試行など、仮説の検証を行います。
また、社内チームとの連携や現場推進を支援するプロジェクトマネジメントの役割も、コンサルに期待されます。
このフェーズで重要なのは、スピード感と柔軟な軌道修正力です。
ステップ5|振り返りと次のアクション設計
PoCや初期展開の結果を受けて、次のステージ(本格展開・撤退判断・方向修正など)を行います。
成果や課題を整理し、組織としての学びや再現性あるプロセスとしての整理もこの段階で行うべきです。
新規事業コンサル会社を選ぶときの6つのポイント
ここでは、失敗しないコンサル選びのための6つの選び方のポイントを紹介します。
単なる比較ではなく、「自社にとって本当に価値をもたらすパートナー」を見極めるための参考にしてください。
1. 自社の課題やフェーズに合った支援実績があるか
新規事業といっても、「構想・アイデア出し」「戦略策定」「実行・立ち上げ支援」など、フェーズは様々です。
コンサル会社にも、それぞれ得意なフェーズや支援領域があります。
- 戦略重視型:調査・分析・提案中心(上流向け)
- 実行重視型:プロジェクト推進・伴走支援に強い(下流向け)
過去の事例や業界特化の実績を確認し、自社の状況にフィットするかを見極めましょう。
2. 必要な支援範囲に対応しているか
市場調査や戦略策定だけを依頼するのか、実行まで依頼するのかを整理します。
戦略策定後に別の会社へ開発やマーケティングを依頼する場合、引き継ぎの手間や認識のずれが発生する可能性があります。
複数の領域を依頼する場合は、戦略、UX/UI、開発、マーケティングをどのように連携させるか確認しましょう。
3. 実際の担当者に十分な経験があるか
会社全体に実績があっても、実際にプロジェクトを担当するコンサルタントの経験が十分とは限りません。
提案時には、次の内容を確認してください。
- プロジェクト責任者は誰か
- 担当者の新規事業経験
- 類似業界・フェーズの支援経験
- プロジェクトへの稼働割合
- 担当者が途中で変更される可能性
- 専門家や開発メンバーの参加体制
商談を担当した人と、契約後の担当者が異なる場合もあります。可能であれば、契約前に実務担当者との面談を依頼しましょう。
4.社内にノウハウが残るか
コンサル会社へ業務を任せきりにすると、支援終了後に社内で事業を進められなくなる可能性があります。
調査や資料作成を代行してもらうだけでなく、判断の根拠や進め方を共有してもらえるかを確認しましょう。
ワークショップやメンタリング、マニュアル作成など、内製化を支援するサービスがある会社も候補になります。
5. 費用感と成果のバランス
費用が高ければいい、安ければお得、という単純な話ではありません。
重要なのは、「支払う金額に見合うリターン(成果)があるか」という視点です。
- 成果物と稼働内容の内訳が明確か
- 見積もり時点でスコープが丁寧に定義されているか
- 成果にコミットするスタンスがあるか
などを確認しましょう。複数社の比較もおすすめです。
6. 実行フェーズでの伴走力と柔軟性
新規事業は、必ずしも計画通りに進みません。
仮説の見直し、方向転換、社内調整など、想定外の対応が求められる場面が頻繁にあります。
そのときに重要なのが、「一緒に動いてくれるか」「伴走できる柔軟性があるか」です。
上から目線のアドバイスだけではなく、実行の泥臭さに付き合えるパートナーかを見極めましょう。
セブンデックスの新規事業コンサル事例3選
三井不動産|構想段階のアイデアをプロトタイプまで具体化
セブンデックスは三井不動産様とともに、新規事業の構想から具体的な体験設計までを一貫して支援しました。
まず、市場やユーザーへの理解をもとに、アイデアと提供価値を整理し、事業の方向性を明確にしました。そのうえで、UX/UIの知見を活かして顧客体験を設計し、モックアップやプロトタイプを制作しました。
これにより、構想段階にあったアイデアを、実現可能性の高い事業案へと具体化しました。本事例は、UX/UIが見た目を整えるだけでなく、新規事業の実現性を高めるうえでも重要であることを示しています。
日本特殊陶業|事業の具体化とUX人材の育成を同時に実現
セブンデックスは、日本特殊陶業の新規事業立ち上げに構想段階から参画し、UXリサーチを軸に事業の具体化を支援しました。
市場調査やユーザーインタビューを通じて、ターゲットと顧客課題を明確にし、ペルソナやカスタマージャーニーを設計しました。さらに、サービスコンセプトの検証、プロトタイプ制作、市場規模の算出を行い、事業戦略へ落とし込んでいます。
並行して、社内メンバー向けの実践型ワークショップを実施しました。その結果、参加者がUXの考え方を実務で活用できる状態となり、新規事業の具体化だけでなく、社内でUXを推進する基盤づくりにもつながりました。
WORKSPOT|美容師向けサービスを3カ月で立ち上げ

Relicは、株式会社グラムが展開する美容師向けスキマバイトサービス「WORKSPOT」の立ち上げを支援しました。
同プロジェクトでは、チーム編成から要件定義、アプリケーション開発、インフラ構築、リリースまでを3カ月以内で完了させる必要がありました。Relicはプロジェクト管理だけでなく、アプリケーション設計や品質管理にも参加し、両社による混合チームで開発を進めました。
その結果、大きな遅延なく予定どおりサービスを開始しました。単なるシステム開発ではなく、事業と顧客の視点を持つ外部パートナーが加わることで、短期間で新規事業を市場へ投入した事例です。
これらの事例に共通するのは、事業計画を作成するだけでなく、顧客調査やプロトタイプ開発、MVPによる検証を繰り返している点です。
新規事業コンサルを選ぶ際は、構想や戦略の提案に加えて、検証や開発、サービスリリースまで伴走できるかを確認することが重要です。
新規事業コンサル依頼でよくある失敗
新規事業コンサルに相談するときは、完璧な資料は不要です。ただ、最低限の材料がそろっていると話が早く進み、提案の精度も上がります。依頼前に、まずは次の4つだけ整理しておくのがおすすめです。
1.「何を頼みたいか」を一言で決める
いちばん大事なのはここです。コンサル会社によって得意領域が違うので、目的が曖昧だとミスマッチになりやすいです。
例:市場調査をしたい/事業計画を作りたい/PoCを回したい/推進役がほしい など
2. 現状と制約(できること・できないこと)を出す
理想だけで話すと後で崩れます。今の状態をざっくりでいいので共有できるようにしておきます。
- 予算感(投資の上限、期間)
- 使える人・時間(担当者、社内リソース)
- 既存事業との関係(活用できる資産、避けたい制約)
3. いま考えているアイデアや仮説をメモで用意する
資料化しなくてOKです。箇条書きで十分なので、以下があると会話が具体的になります。
- 想定ターゲット(誰に)
- 解きたい課題(何を)
- 提供案(どう解決する)
- 競合や代替手段の当たり
4. 期限とゴールのイメージを決める
「いつまでに、どこまで行きたいか」を決めると、支援範囲や進め方が明確になります。
例:3か月で調査と方向性決定/半年でPoC→ローンチ判断 など
この4つがそろっていれば、初回相談で「進め方」「必要な調査・検証」「体制やスケジュール」まで具体化しやすくなります。
新規事業コンサルならセブンデックスに。
戦略的にブランドを育てていくことは、新規事業を軌道に乗せ、企業の成長を加速させるうえで欠かせないプロセスです。
単に戦略を描くだけでなく、それを的確に表現し、ユーザーに届くクリエイティブへ落とし込み、継続的に検証・改善していく、この一連をワンストップで担えるパートナーは多くありません。
セブンデックスは、戦略設計から表現、検証・改善までを一気通貫で支援します。
同じ熱量で伴走しながら、価値あるブランドを確実に形にしていきたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
画面右上の「お問い合わせ」ボタンから、お名前・メールアドレス・貴社名などをご入力のうえ送信いただければ、1〜2営業日以内を目安に、弊社メンバーより課題のヒアリングについてご連絡いたします。





